ヨコハマトリエンナーレ2017-3<BankART Studio NYK>
赤レンガ倉庫から、次はBankART Studioへ。会場間バスは行ってしまったばかりで、スタッフの方に聞いてみると「歩いたほうが早いかもしれません」とのこと。海沿いをぶらぶら歩いて向かいました。
▲ブレブレの横浜の夕暮れ。この日から「象の鼻パーク」でイルミネーションが始まるとのことでした。
BankART Studioを初めて訪れたのは前々回くらいのトリエンナーレだったでしょうか。日本郵船の元倉庫を改修してアートスペースになったそうで、独特の雰囲気があります。一度訪れただけで、大好きな場所になりました。
ですが、日本郵船との契約が更新できず、今年の4月に閉鎖されてしまうそう。移転が検討されているらしいですが、残念です…。
▲着いた時にはもう辺りは真っ暗になっていました。
BankART Studioで開催されていた「BankART Life V-観光」は、厳密にはヨコハマトリエンナーレとは別のプログラムです。チケットも別で、セット券だと少しお得。私はとにかくBankART Studioへ行きたかったので、迷わずセット券を購入していました。
BankART Studio、そのそばにある日本郵船歴史博物館、期間限定のミュージアムショップ「北仲COOP」、馬車道を越えて国道16号線、野毛地区、そして黄金町へ。この道のり全体が「観光」というテーマに基づいた展示なのだそうです。BankART Studioでもらうパスポートを持っていると、BankART Studioを含めて何度でも再入場できるようになっていました。時間がなくて、BankART Studioしか観られなかったのが心残りです。
光を観る
BankART Studioは3階建てで、上から見ていくことにしました。チン、とエレベーターが開くと、目の前にはお花畑が広がります。
▲「無音花」丸山純子
空間デザインは「みかんぐみ」。あえてむき出しのコンクリートの空間にして、そこにぽつりぽつりと灯る光が「光を観る」というテーマを表しているそうです。
▲高橋啓祐
この辺りは作品名や作者名がわからず…。
太陽光発電を動力に、ぐるぐる回り続ける車輪。
▲牛島達治
3階を堪能して、2階へ。「日産アートアワード」が開催されていたのですが、こちらは駆け足だったので写真がありませんでした。
School&Libraryも公開されていて、山のような本やコンテンツも覗くことができました。
▲BankART Studioの「知の集積」だそうです。
海のそばの倉庫
各階からベランダに出ることもできて、横浜の夜景がとても綺麗でした。
みなとみらいの華々しい雰囲気から少し離れた、倉庫街独特の雰囲気が好きです。
▲隣のビルはまだまだ仕事中。
やっぱり何度来てもいいところ。失くなる前に、また行かなくては。
この日のトリエンナーレ巡りはここでおしまい。残り2会場は日を改めて訪れることにしました。