旅とビールとその日記

ずーっと旅をしていたい。

河口湖旅行・2<森の中でアペロ>

◆バギーがお出迎え

公園から星のやのレセプションまでは、歩いて10分足らず。

f:id:over-flow:20180629155230j:plain▲公園から星のやらしき姿が見えて、俄然テンションが上がります。

どうやら正規ルートではなかったらしく、看板がなくて「本当に合っているのかな…?」という気分に。なんせ普通の住宅街なのです。学校帰りの小学生とすれ違いました。

f:id:over-flow:20180629155748j:plain▲今日三度目の虹! 幸先が良すぎる。

途中でようやく看板を見つけてひと安心。そして、ようやく見えてきました〜!

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ここはレセプション。中にはカウンターと、カフェのようにテーブルと椅子がずらり。スタッフの方に案内されて腰を下ろし、名前を伝えました。

カウンターの後ろには、ずらりとバッグが。

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飾りかと思っていたのですが、なんと「滞在中はお好きなものを選んで使ってください」とのこと! リュックとショルダーの2タイプ、それぞれ色もたくさんあります。迷う時間も既に楽しい…。妹はリュック、私はショルダーを選びました。

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▲こちら。 

スーツケースやお土産など、すぐ使わない荷物は部屋まで運んでおいてくれるとのこと。お財布やケータイだけをバッグに移し、早速グランピングが始まりました。宿の全体図や、アクティビティが書かれたマップを手渡され、もうワクワク。バッグにヘッドライトや水筒が入っているのもたまりません。

f:id:over-flow:20180629204154j:plain▲バッグの中身①。ヘッドライト、虫除けスプレー、双眼鏡。これらは要返却。

f:id:over-flow:20180629204227j:plain▲バッグの中身②。オリジナル水筒とビスコッティはお土産にいただけました!

ここから宿までは、車で送迎してもらえます。可愛らしい赤いジープが到着して、いざ! 途中の山道は結構険しくて、切り返さないとカーブが曲がりきれないほど。私には運転できません…。

f:id:over-flow:20180629212417j:plainジープは3色ほどあったような。こちらは後に見かけた白。

5分ほどでフロントに到着。お茶をいただきながらチェックインの手続きをします。

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夕食の時間の確認をしつつ、改めて宿の説明を聞きました。朝食はレストランで取ろうと思っていたのですが、お部屋に運んでくれるスタイルがイチオシだということで、そちらにチェンジ。

アクティビティが充実していて、ヨガや樹海散策など有料のものもあれば、アペロタイムなど、予約不要で無料のものも。朝ヨガは予約でいっぱいで残念だったなぁ。今度来る時は事前に予約をしておこう…。興味があるものが多すぎて、あれもしてこれもして…とタイムスケジュールを調整していると、待ち時間はあっという間でした。

◆森の中のティータイム

既に16時過ぎでしたが、16時半まで、お茶を楽しめるアクティビティを開催しているとのこと。「お部屋へ行く前に飲んできては」とフロントの方が勧めてくださったので、ぎりぎりに飛び込むことにしました。フロントを出て、山の中の階段を上がります。

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▲滞在中、数えきれないほど往復した森の中の階段。なかなか良い運動になったかと。

木々の間にハンモックが掛かっているなど、気になるポイントはいろいろあったのですが、ひとまずお茶を目指して一気にてっぺんまで!

森の突き当たりは、小さなカフェのような空間になっていました。外のテーブルにお花のお茶やクラッカー、ジャムがたくさん並んでいます。これを自由に食べていいなんて…!

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森のあちこちに、寝袋やハンモック、ベンチなど、いろいろな休憩スペースがあって、好きなところで好きなように過ごすことができます。タープが張られた一角にお茶などを持ってきて、優雅なティータイム。

お花にお湯を注ぐと、ぱっと花が開くのがとても綺麗でした。

f:id:over-flow:20180629163636j:plain▲アペロや夕食に備えて、量は控えめです。

f:id:over-flow:20180629164957j:plain▲チョコやマシュマロもありましたが、グッと我慢して後ほどのお楽しみに…。

海か山と聞かれたら迷わず海派なのですが、鳥の声を聞きながらのんびりするのがこんなにも気持ち良いとは知りませんでした。部屋に行かず、ずっとここにいてもいいかもしれない…。

f:id:over-flow:20180629164530j:plain▲図書館のようなスペースもあって、山やキャンプなど、グランピングにまつわる本がたくさん。

とはいえ、お部屋も満喫したいので、そろそろ部屋へ向かいましょう。

◆夢のようなお部屋

階段を下り、再びフロントを通って、その先にお部屋があります。

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「開けるよ…!」と宣言しつつ、ドキドキしながらドアを開けました。

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目に飛び込んできた景色がこちらです。

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な、なんじゃこりゃ…! 富士山と河口湖が目の前で、まるで合成のような光景。もちろん事前に写真で見てはいましたが、やはり実際に訪れてみると感動でした。

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ベランダに出た眺めがこちら。ベランダは全面がソファで、足をぶらぶらさせて座れるようになっています。森が庭のよう…!

f:id:over-flow:20180629171222j:plain▲ベッドサイド。

f:id:over-flow:20180629171334j:plain▲雨が降った時のために可愛いポンチョも。

f:id:over-flow:20180629171428j:plain▲冷凍庫には地元・山梨の果物を使ったオリジナルシャーベット(有料)。

ちなみに、部屋にテレビはありません。一応キャンプなので。代わりに、Bluetoothで繋がるスピーカーがありました。

f:id:over-flow:20180629171512j:plain▲コーヒーコーナーにはオリジナルのコーヒーも。

さて、慌しいのですが、そろそろアペロの時間なので再び森へ戻ります!

◆そら豆アペロ

17時からはアペロの時間です。先ほどのところまで森を抜けて!

地元・山梨のワインに、おつまみはそら豆。

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そら豆を串に刺して、焚き火で自分たちで焼くのです!

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▲味付けは普通の塩、燻製塩、桜塩の3種類。

焼きたてのそら豆はびっくりするくらい甘くて…。

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もう、これだけで晩ごはんでもいいな〜と思ってしまうほどでした。さて、ディナーがあるのでフロントの建物へ戻らないと!

◆豪華ディナー

18時から、フロントの隣の建物で夕食です。

f:id:over-flow:20180629180154j:plain▲部屋と山の上とを結ぶフロントがある建物。

f:id:over-flow:20180629180353j:plain▲インビテーションカードにテンションが上がります…!

まずは飲み物。

f:id:over-flow:20180629181637j:plain▲地元産で、レアだという黒ビールをいただくことに。

一品目は、鹿肉のジャーキーときのこのスープ、グリッシーニ添え。

f:id:over-flow:20180629181854j:plain▲面白い容器に入っていて、ここから各自の器へ注ぎます。

f:id:over-flow:20180629181859j:plainカップには木の芽が。

続いて、前菜盛り合わせ。これが盛りだくさんですごかったのです…!

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手前が鴨肉と豚肉のテリーヌ、ディップソースはバジルクリームチーズ ・味噌・ビーツの3種類。奥が豚肉のリエット。一段上が桃とトマトのピクルスに、オクラのシガー。さらに左上が、ディップして食べるバーニャカウダ風のサラダ。

f:id:over-flow:20180629183147j:plainバゲットも…!

ゆっくり時間をかけて前菜を食べ終わる頃に、メインディッシュが。牛肉と鹿肉のグリルです。

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ソースはわさびとカシスマスタード

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そしてデザート。3品から、1人ひとつずつ選ぶスタイルでした。

f:id:over-flow:20180629200840j:plain▲フルーツグラタン。

f:id:over-flow:20180629200900j:plain▲スモーク。

スープ・前菜・メイン・デザートというシンプルな構成なのですが、中身が濃くて大満足。ゆっくりゆっくりいただいて、たっぷり2時間楽しみました。飲み物はビール→赤ワイン。美味しかったぁ…。

f:id:over-flow:20180629215913j:plain▲フロント前には、夜のアクティビティのお誘いが。

f:id:over-flow:20180629212323j:plain▲森の中の道に沿ってぽつぽつ灯る明かり。

◆夜の雨

お腹いっぱいになったので、お部屋で一休み。仕事が残っていたので、片付けます。

f:id:over-flow:20180629205053j:plain▲部屋のマグカップスノーピークでキャンプ気分…!

21時から30分間のコンサートがあるというので、それを目指して再び森へ。歩いているうちに雨が降ってきてしまい、早足で駆け込みました。

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滑り込みセーフ。「チャップマン・スティック」という珍しい弦楽器を演奏する方でした。雨のせいか人がまばらだったので、演奏の後に楽器についてお話を聞くことができました。雨の森の音楽会。

f:id:over-flow:20180629214012j:plain▲コンサートが終わってから、コーヒーとチョコレートを。

f:id:over-flow:20180629215930j:plain▲雨の中でも、焚き火はまだ燃えていました。

帰り際、気になっていた球体型のテントに寄り道。

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f:id:over-flow:20180629220635j:plain▲テントに本が置かれていたので、夜のお供に持ち帰り。

静かな雨が降り続いていました。

◆もったいなくて眠れない

部屋に帰って、また飲みます。河口湖で買ってきたブルーワイン。

f:id:over-flow:20180629223114j:plain▲色が綺麗だし、味も美味しいし言うことなし。

雨が小降りだったので、ベランダへ出ることに。ソファでごろごろしながら飲むのが最高でした。交代でシャワーを浴びていたのですが、Bluetoothで音楽を流しながら、1人で仕事をしているのもものすごく楽しかったです。

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f:id:over-flow:20180629224930j:plain▲だんだん晴れて、月が見えてきたり。

飲み疲れたのもあって、1時くらいにはベッドに入っていたのですが、興奮でなかなか眠れません…。妹はすぐに眠ってしまったのですが、結局2時くらいまでうつらうつらしていた気がします。

f:id:over-flow:20180630010303j:plain▲今夜のお供。

ほんとうに、いい夜でした。