伊豆旅行(3日目・その3)カニで親孝行
気づけば沼津市に入っていました。戸田(へた)という地名は初めて聞くもの。タカアシガニで有名な町だと父が言うので、せっかくだし食べてみようか…?と散策してみることに。小さな港町のあちこちに、「カニ」「蟹」の看板が。決めかねていると道の駅の看板が見えたので、ひとまず寄り道して方針を決めることにしました。
まだ新しくてピカピカ! ここで何か食べるものがあれば…とも思ったのですが、軽食しかなかったので断念。観光地っぽい雰囲気ももちろんあったのですが、立派な交流スペースがあって、地元の方もたくさん来ているようでした。
▲実物大タカアシガニ。えっ、タカアシガニってこんなに大きいの…?
カニが食べられるお店リストがあったので、それを手にお店を探してみることにしました。それにしても、えっ、カニって1万円くらいするの…? あんまりカニに興味がなかったので、全く相場を知らなかったのでした。
道の駅 くるら戸田 | 楽しい 美味しい 温かい くるら戸田へ
港のそばのお土産屋さんに車を停めて、歩いてお店を探してみます。
2軒ほど回ったのですが、1軒はお休み、1軒は混んでいて入れず…。土曜日のお昼時なので仕方ないのですが、まあまあ暑い中をあちこち歩いていたら、なんだかへろへろ。そろそろどこかに入りたいな…というところでようやくたどり着いたのがこちらです。
1度目に通った時はバイクがたくさん停まっていたので、絶対入れないだろうなと思っていたのですが、うろうろしているうちにお帰りになったようなので、行ってみました。「お待たせすると思いますが、いいですか?」と言われ、入店!
メニューを見て、改めてカニの高価さにドキドキ…。ここまで来たし、4人でカニ食べちゃう?という案も一瞬出たのですが、価格というより、違うメニューも頼んだ方が楽しいのではないか、ということで、カニ2人前と、魚フライ、海老塩焼きをオーダー。
店内はちょうど団体さんが帰ったところで、私たちと、3世代旅行らしき8人ほどの団体さんだけ。もともとカニの調理には時間がかかるところに、2グループが同じタイミングで入ってきたのでお待たせしちゃうかも、という理由だったようです。
その言葉通り、待つこと30分ほど。お茶やメニューを撮ったり、旅の写真を見返したり、「白髪増えたな」なんて失礼なことを父に言われたり。不思議なお面がいろいろ飾ってあるなぁ…とぼんやり見ていたら、ふとカニの甲羅に色を塗ってあることに気づいてビックリしたり。撮りそびれてしまったので、ぜひ見に行ってみてほしいです。
さあ、お待ちかねのごはんがやってきました! 最初に来たのは魚フライ定食。ネーミングから、いろんなフライがやって来るのかと思いきや、まさかのアジフライが4枚。4人で分けるのにちょうどでした。アジが肉厚ですごいボリューム!
▲たしか1,400円くらい。安い!
この頃、お隣のテーブルにもカニが届いていたので横目でちらり…。えっ、あんなに大きいの!? 期待が高まるばかりです。
▲海老塩焼き定食。
そしていよいよ私たちのテーブルにもカニ定食がやってきました…!
▲セットの刺身盛り合わせ。これで2人分って…!
▲カニ定食は「磯物」もセットになっていて豪華。
そして、カニが来た〜!
これで半身…。甲羅は顔が隠れるサイズです。1匹分にしなくてよかった。バイキングで食べる細いカニの脚と違って、食べごたえのある脚〜! カニ味噌を付けていただくのも最高でした。途中で店員さんが来て、甲羅を割って身を出してくれたおかげで綺麗に食べられました。夢中で食べちゃった。
ちなみに隣のテーブルは、カニを頼みすぎたようで完全に持て余していました…。タカアシガニ、こんなに大きいなんて思わないもんね。食べ切れたかなぁ…。
最後に店員さんが「いつもはこんなにお待たせしないんだけど、ごめんねー。よかったらまた来てね」と言ってくれました。いいお店だったなぁ。ごちそうさまでした。せっかくなのでここは妹と一緒に支払って、両親にごちそうしました。
気づけばお昼ごはんだけで2時間…! さて、そろそろ帰らなくては。