旅とビールとその日記

ずーっと旅をしていたい。

世界を塗りつぶしていきたい。——私が旅に出る理由。

先週は旅に出ていました。関西をめぐる、3泊4日。去年は毎月のようにどこかしら旅行をしていたのですが、今年は頻度が落ちていて、二度目。念願だった旅を満喫してきました。まだ旅ボケからやや立ち直れていません。

「旅好き」と公言するのは恐れ多い程度の旅好きなのですが、最近、「なんでこんなに旅行が好きなんだろう?」と改めて考えてみました。「旅好き」といっても、いろいろなパターンがありますよね。海派・山派、同じ場所を毎年訪れる、非日常を感じられる場所が好き、現地の人と同じ生活をする…。じゃあ、私は? 「とにかくいろいろなところへ行ってみたい」でした。

私の夢の一つが、「世界遺産をすべてめぐること」です。国内は半分くらい行ったことがあって、日本を制覇した後は世界中のどれだけを見て回れるか、人生をかけて挑戦してみたいと思っています。

そういう目標を立てていることを見ると、私は「知らないことを知りたい」んだなぁと実感しました。同じ世界遺産をめぐるのだって、アンコールワットの素晴らしさにハマって毎年訪れる人もいるでしょう。ただ、私は新しいものを次々に見ていきたい。まだ絵柄を知らないカードをどんどんめくっていくような感覚です。「このカードの裏にはこんな絵があったんだ」「うわあ、この絵は想像もしていなかった」など。 

本を読むのが好きなのも、同じような理由なのかもしれません。世界遺産だって、本だって、一生をかけたってすべてを制覇することなんてできません。それはわかっている。それでも、「世界」という真っ白な塗り絵があったら、生きているうちにそれを少しでも塗りつぶしていきたいと思うのです。それが何の意味を持つのかはわかりませんが、ただ、そうせずにはいられないので。