熊本へ行って思ったこと
熊本城に行ったのは初めて。想像していたよりも壊れ方が激しくて、想像よりもずっと綺麗な場所でした。ものすごく当たり前のことだけど、そこに行かないとわからないことがあるんだなぁ、と思いました。 pic.twitter.com/5034xa2Y5U
— やぶ (@yabu_tw) 2017年11月21日
お仕事で熊本へ行ってきました。ほとんど行ったことのない場所なので、前乗りをして、1人で熊本市内をうろうろ。熊本城がとても印象に残りました。
2016年の地震で大きな被害を受けた熊本城は、1年半以上経った現在でも、大部分が立ち入り禁止になっています。見学コースが整備されていて、工事が続く天守閣などを離れたところから見ることができます。
▲加藤清正が建てたお城です。
充実したお土産・飲食店街を抜け、見学コースへ。広場になっていて、紅葉が綺麗。犬の散歩をしている人や、ランニングをしている人がいました。
見学コースで最初に目にしたお城の姿は、こんなふうでした。
もっと広範囲に崩れていたのですが、なんとなく撮るのがはばかられて、ここで撮影したのはこの1枚きり。
崩れた石は猫たちの遊び場になっているようで、石や建物の間から顔を出す猫を何匹も見かけました。人間が入ってこないし、安心して遊べるんでしょう。
一番最初の見学スポットを目の前にして、しばらく動くことができませんでした。今もどんな言葉にしていいのかわからないくらい、すごくショックだったのでした。地震から1年半、まだこんなに壊れているこの姿と、そんな状況を知らなかった、知ろうとしなかった自分に。
▲天守閣も、まだまだ工事中。
敷地は思っていた以上に広くて、加藤神社まで行き、天守閣を遠くから見学すると、かなり良い運動になりました。見学している間ずっと、「百聞は一見にしかず」なんていう当たり前の言葉が頭の中をぐるぐるしていました。
何も知ったかぶりをしているつもりはなかったんです。けれど、熊本城の今の姿を目にして、知ったかぶりの自分に気がついてしまいました。「熊本城ってこんなふうだろう」となんとなく思っていた姿とぜんぜん違っていたので。
テレビやネットを通じて、見た気、知った気になっていることって、たぶんまだまだ多いのだと思います。それをやめることは難しいのかもしれません。けれど、できる限りは、自分の目で見て、手で触れて…そういう手ざわりを大切にしたい、と思いました。
馬刺しに焼酎といった有名どころに、初めて食べたいきなり団子やオランダ揚げと、美味しいものともたくさん出会えた熊本。また近いうちに行きたいと思います。
▲路面電車に乗るとわくわくします。