旅とビールとその日記

ずーっと旅をしていたい。

熊本へ行って思ったこと

お仕事で熊本へ行ってきました。ほとんど行ったことのない場所なので、前乗りをして、1人で熊本市内をうろうろ。熊本城がとても印象に残りました。

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2016年の地震で大きな被害を受けた熊本城は、1年半以上経った現在でも、大部分が立ち入り禁止になっています。見学コースが整備されていて、工事が続く天守閣などを離れたところから見ることができます。

 

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加藤清正が建てたお城です。

充実したお土産・飲食店街を抜け、見学コースへ。広場になっていて、紅葉が綺麗。犬の散歩をしている人や、ランニングをしている人がいました。

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見学コースで最初に目にしたお城の姿は、こんなふうでした。

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もっと広範囲に崩れていたのですが、なんとなく撮るのがはばかられて、ここで撮影したのはこの1枚きり。

崩れた石は猫たちの遊び場になっているようで、石や建物の間から顔を出す猫を何匹も見かけました。人間が入ってこないし、安心して遊べるんでしょう。

一番最初の見学スポットを目の前にして、しばらく動くことができませんでした。今もどんな言葉にしていいのかわからないくらい、すごくショックだったのでした。地震から1年半、まだこんなに壊れているこの姿と、そんな状況を知らなかった、知ろうとしなかった自分に。 

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天守閣も、まだまだ工事中。

敷地は思っていた以上に広くて、加藤神社まで行き、天守閣を遠くから見学すると、かなり良い運動になりました。見学している間ずっと、「百聞は一見にしかず」なんていう当たり前の言葉が頭の中をぐるぐるしていました。

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何も知ったかぶりをしているつもりはなかったんです。けれど、熊本城の今の姿を目にして、知ったかぶりの自分に気がついてしまいました。「熊本城ってこんなふうだろう」となんとなく思っていた姿とぜんぜん違っていたので。

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テレビやネットを通じて、見た気、知った気になっていることって、たぶんまだまだ多いのだと思います。それをやめることは難しいのかもしれません。けれど、できる限りは、自分の目で見て、手で触れて…そういう手ざわりを大切にしたい、と思いました。

馬刺しに焼酎といった有名どころに、初めて食べたいきなり団子やオランダ揚げと、美味しいものともたくさん出会えた熊本。また近いうちに行きたいと思います。

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熊本駅にはくまモンがいっぱい。

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路面電車に乗るとわくわくします。